表紙のチカラ 〜明星〜 [桜田淳子 その他]
2002年が初版なのでもうご存じの方も多いかも知れませんが"「明星」50年 601枚の表紙"と言う本を入手しました。既に4版まで発行されているので売れているようですね。
本の内容はと言うとお題目そのまま、過去に発行された雑誌「明星」の表紙が掲載されたもの。
この中で写真家の篠山紀信さんが当時の撮影の時の事を書かれています。
篠山紀信さんは71年9月号から81年9月号まで表紙を担当されていたそうです。
表紙というのは商品の顔、「明星」の表紙では”勢い”を大事にしたかったので8x10(A4サイズより少し小さいサイズのフイルム)と言う大きなカメラを使ったそうです。
10枚10分間で撮影完了、お祭りのように1枚ごとに「さぁ行くぞ!」と気合いを入れて掛け声とともに撮っていったとか。
氏は歌舞伎で言うなら表紙は「六法をふむ」「ミエを切る」様なものと言います。
すべてのアイドルたちはそれをわかってるからエネルギーを爆発させてさせることができた。
スターは六法をふみ、篠山紀信さんはスターの中に眠っている「スターであることの本質」を引き出した。
だから今でも写真にパワーがあり古臭く感じないのでしょう。
当然ながら桜田淳子さんもその表紙の中にいます。
いまもスターとしての光を放ちながら。
【参考:8x10カメラ】
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