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きくち伸P テレビ番組での”口パク”排除 [邦楽]

桜田淳子-♪This is a ''Boogie''


先日から話題になっていますが、テレビの音楽番組で”口パク”を排除 する動きがでています。
フジテレビの「ミュージックフェアー」を「僕らの音楽」「堂本兄弟」同様に”口パク”を取り入れないようにと決まったようです。
この決定に関わったのが、フジテレビ・きくち伸プロデューサー。
「歌手であるからには普通に歌えることが絶対条件だと思う」と言うのが彼の考え。この決断には多くの方が賛同しています。私が見たアンケートでは8割がそうです。
さて、 歌を唄うと言うことは、歌を聴くというのはどう言うことなのか?
言葉で表すには難しいですね。

この動きに対して「口パクなら鼻っからCD聴いている」とか「下手な生歌を聴かせられるなら口パクがいいなど」いろんな意見がでています。
昭和の歌手と平成の歌手では差があるのでしょうか。
今の歌手と昔の生歌全盛の歌手を比較するのは厳しい気がしますね。 今の歌手が昔の歌手と比べて上手いとか下手とか言うのではなく、歌唱に影響する激しい振り付けがあったり、打ち込み中心のシーケンシャルな楽曲、そして効率を追求した番組作りと、歌うことに専念し聴かせる為の音楽には厳しい状況にあるのではないかと私は感じます。条件は相当違いますからね。 それに歌にはエフェクトかけまくりだし。

私個人としては口パクでは無かった昭和の音楽はとても楽しかったように思います。
それは真剣勝負そのものだったから。まさに切磋琢磨という感じでした。
今の歌手もあの厳しかったスタ誕の松田トシ先生に指導されてたらどうなっていたのか興味があるところです。
簡単に同じ土俵で計ることは出来ませんが、生歌中心の昭和の桜田淳子・山口百恵・森昌子と現代の歌手を較べてみたい気がします。
昨年2012年の紅白歌合戦は事前録音のカラオケ大会でしたが、これによって音楽業界全体のレベルが上がることを期待します。


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イワタヤイセタン

お邪魔します。

そのとおりだと思います。
口パクが常態化したことは、芸能の衰退を招くと思います。
米大統領就任演説での、ビヨンセの口パク騒ぎにはビックリでしたが。

確かに、『へたな生歌』を聞かされるより、CDの方がましだという退廃的な意見には考えさせられますが。

しかし、そのような風潮に対し、生歌を聴かせてくれるという番組が増え、風穴があけば、選択肢が増えると思います。

芸能界にも、そうした競争原理が復活することを望みます。

プロダクションに従うことなく、テレビが本来の役割を取り戻せればと思ってやみません。

それでは、また。
by イワタヤイセタン (2013-03-11 04:32) 

s-img

> イワタヤイセタン さん

コメントありがとうございます!

わたしもビヨンセの口パクにはビックリしました。
失敗するのが怖いのでしょうか?プロではないですね。
真剣勝負ができないのですから.....。

昔、ウインブルドンの試合中、雨で中断した時に、たまたま試合を見に来ていたクリフ・リチャードが観客を飽きさせないためにアカペラで歌を唄ったのを思い出しました。その時の歌がスゴく心に響きましたね。どんな場面でも心を込めて歌えるのがプロです。

歌手なんですから歌で勝負するのが当たり前。
その当たり前のことが出来る人達が業界で生き残るべきだと私は思います。
今回この勇気ある決断をした”きくち伸プロデューサー”の想いが通じて、いまドンドン離れて行っている視聴者をぐいぐい引き戻す様なテレビ業界の活力が戻ってくれることを祈るばかりです。



by s-img (2013-03-17 16:20) 

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